はじめに
「健康」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
「病気がないこと」「痛みや不具合がないこと」。
経験上、多くの方は、そう答えます。
なかには「仕事をする上で大切なツール」「体が資本ですから」と、その実用的な価値を挙げる方もいるかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか?
「顔色が良い方が仕事で有利に働く」 「体調が万全な方が良いパフォーマンスを発揮できる」 …
これらは、健康があなたの都合の良いツールとして機能するという、一つの都合のよい「思い込み」に過ぎないのかもしれません。
私は30年近く、人間の心と体に向き合う中で、あることに気づきました。
それは、「健康」とは、あなたの意識が創り出す、極めて個人的な「思い込み」であるということです。
意識の不思議な働き
人間の意識は、実に様々な「仕事」をします。
学術的には、潜在意識、顕在意識、超意識などと分けられますが、これらは便宜上の分類に過ぎません。
意識はただ一つの、いってみれば途切れることのない流れです。
そして、この意識はあなたの思考や感情、ひいては身体に驚くほどの影響を与えます。
子どもの頃を思い出してみてください。
たとえば高熱を出していても、平気で外に遊びに行ったり、転んで膝を擦りむいても、すぐに立ち上がったりしませんでしたか?
しかし、大人になった私たちはどうでしょう。
少し熱があるだけで、ぐったりとベッドに横になりたくなりますよね?
それは、「体調が悪いときは安静にすべき」という社会的な観念が、あなたの意識に深く根付いているからです。
こうした「思い込み」は、あなたの健康状態を左右し、時には身体の不調を自ら創り出すことさえあります。
あなたの意識が「具合が悪い」と判断すれば、身体はそれに呼応し、実際に不調を訴えるのです。
「健康」の本当の意味を問い直す
この「思い込み」の力は、
ネガティブな影響をもたらす一方で、私たちの人生をより良くするための強力な武器にもなります。
病気や不調の多くが、意識による創造であるならば、その意識の働きを理解し、活用することで、私たちは自らの人生をコントロールし、より健康で、パワフルな状態を創り出すことができます。
あなたにとっての「健康」とは何でしょうか?
それは、誰かが決めた基準や、社会的な観念に縛られたものではありませんよね。
あなたがそう思えば、それがあなたの現実となる。
私のセッションは、まさにこの意識の機能を使い、あなたの心身に真の変容を促すためのものです。
意識は、本当に様々な「仕事」をします。
このブログが、その不思議な、しかし深遠な働きに気づくきっかけとなれば幸いです。