身体均整法の「救急均整操縦法」。
「…とりあえず急場を切り抜ける方法」であり「たとえば喘息発作の時に咳き込んでいるため、差し当たり咳の発作を止めることが、この場合の救急法である」と、創始者・亀井師範(故人)は遺しています。
喘息も、気管支のそれと心臓のそれ、本当のそれと「喘息のような」それとでは、やはりやることは異なります。
これに限らず救急法は、それが緊急であればあるほど、見極める観察眼が大切になってきます。
この遺された技術、今となっても貴重で、もはや文化遺産といっても言い過ぎではないように思います。
その時代その時代の状況に応じアップデートは必要だとは思いますが、基本的な原理、考え方は人間が人間である以上はいつの時代でも変わらないワケですから。
ただまあ、いまこの時代に限って云えば、
ちょっとしたことですぐに炎上だとか、
あるいは、ちょっとした言葉や行動に過敏に反応するだとか、
アカデミックな権威の威光がないものはそれだけで怪しいとか、
このコロナ禍の数年で、こうした傾向はさらにヒートアップしたようにも、思えます。
まあ、それでも経験上、救急法に限らないけれど、この遺された技術自体はホントに貴重な無形文化遺産級。
もちろん、「知ってる」レベルじゃ話にはなりません。
研鑽を積み、真摯に取り組むことで、実際にその技術を「使える」ようになって初めて、「アジ」がわかります。
そういう「アジ」…わかるようになるのも、愉しいかもね🎵