はじめに
私が施術者となるため、日々勉強をしていた頃のこと。
学ばせていただいていたうちのお一人の先生は、よく「サビつき」という言葉を使われていました。
人体の要となる部位、骨盤を構成する「仙骨」と「腸骨」、それらが重なり合う部分にできる関節を「仙腸関節」と言いますが、そこの動きが「サビつく」というのです。
この「サビつき」の正体は、その周囲の筋肉や関節の腱などの柔軟性、弾力性の低下によりあたかも金属が錆びるかのように固くなること。
その当時は、理屈はよくわかっていませんでした。
でも、その部位に触れるとそういう感じがする。
生きている人体には、この「サビつき」のような現象も起きれば、専門的には「硬結」と呼ばれる、筋肉組織に現れるグミのような塊だったり、さまざまな物体が現れます。
これらのあるなし、その質や量、現れる部位などにより、その体の体調や状態が測れます。
表現を変えれば、それは体が「鈍る」ということ。
体は、ほうっておくと鈍ります。
運動が大切といいますが、体は動かさないと固まる、要するに鈍る傾向があるからです。
動かさないといけないから…ということで、筋トレやランニング、ストレッチなどにとり組もう、と、この方向に舵を取りがちです。
もちろん、これらの運動方法が悪いワケではありません。
ただもし、あなたがすでに40代を過ぎているのでしたら、いきなりこれらの運動に取り組むのは、「ちょっと待って」と言いたくなります。
不調の改善、体力の低下を感じる…など、こうした場合に、実は、鍛える以前にやることがあります。
もちろんそれは、あらゆる世代にいえることです。
今回、提案させていただく『プリミティブ・ボディワーク』は、その「それ以前」をコアに置いた運動方法です。
少しお時間をいただきますが、もしご興味あれば、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
『プリミティブ・ボディワーク』とは
最近は、「体の歪み」といっても特に不思議がられなくなりました。
メディアの影響などもあるのでしょうが、「歪み」は当たり前の現象だ、という雰囲気になってきましたね。
でもまあ、それもこの15年から20年くらいのこと。
とある霊能者系の番組で“ オーラ ”が、アメリカの歌手・マドンナがヨーガを行っているというところから女性に、そして『NARUTO -ナルト-』で子供たちの間に“ チャクラ ”という言葉が浸透し、これらを契機に、それまでの奇異な印象だったものが一転したのかな…と個人的には思っています。
それ以前は、「歪み」というと半信半疑の顔をされることがほとんどでした。
さて、
では、「体の歪み」とは何でしょうか?
「筋肉のアンバランス」「骨格の不整」「背骨の曲がり」…いろいろな答えが期待できそうです。
シンプルにまとめると、「体の歪み」とは、生きている体の機能、働きです。
生きているということはどういうことかといえば、オギャーッと生まれ臨終するその瞬間まで、ただの一瞬も休むことなく変化し続けることといえますが、「体の歪み」は、その変化のプロセスの中で必然的に起きることです。
ただし、同じ人間であっても、個人によってそれぞれ独特の「歪みのクセ」は生まれます。
そしてその「歪みのクセ」は、挙げればキリがないほど、途方がないほど無数に細分化することも可能です。
しかし、その根源的な要素に絞りに絞ると、実は大きく 2つ しかありません。
その2つとは
・中心集約型
・分散拡張型
という2つです。
体を量子という単位で観ると、超微細な粒子の集まり。
水が70%、といいますが、水も同様です。
では、その粒子は、どういったことで集合して、ひとつの体を作り上げているのか?
その作り上げる力を、ここでは「中心集約力」と表現しています。
また、それと相反する何らかの力がなければ、集約する力だけでは圧縮して、消滅してしまいます。
この「中心集約力」と同様の何らかの力が作用することで、人体、ひいては宇宙が構成されていることになります。
この相反する力を「分散拡張力」としましょう。
これら2つの相反する力は、体のみならず心にも生じます。
心は無形、形なきゆえにその現れ方は多様にして多彩ですが、つきつめてしまえばそうなります。
ゆえに、生きている人体に無数に現れる「クセ」も、その源流を辿ればこの2つの相反する力から生じます。
『プリミティブ・ボディワーク』は、この体の構造や機能以前の、人間を人間たらしめるこれら2つの力に着目して自発的に取り組んでいく運動法です。
『プリミティブ』、つまり原初的、根源的な、という意味は、ここまでの説明である程度ご理解いただけたかと思います。
内容
2ヶ月に1回、講習会という形で開催していきます。
子供からご老人まで、男女問わずご参加できる内容となっています。
ここで行っていくエクササイズは、
◎静的・動的
◎立・坐・臥
とあり、その強度も
◎超ソフト〜ハード
まで、多彩なレベルで対応可能です。
ただ横になっているだけ、ただ立っているだけ、のものもあれば、2人1組で向き合って行うもの、他人数で一斉に行うもの…など、バラエティに富みます。
弱っていて体力の回復を図りたい…という方から、スポーツなど競技に役立てたいという方まで対応可能です。
基本的にはガチガチにエクササイズしまくる、というものではありません。
どちらかといえばゆるく楽しく、がモットーです。
この講習会により…
この2ヶ月1度の講習会で、
・身体的なバランスが自然と整う
・自律神経機能が整ってくる
・気持ちの鬱滞や無気力さが減衰してくる
・健康の基本、上虚下実の体が身につく
・免疫機能が健やかに発揮される
・体の「鈍り」が除かれていく
・脱力、リラックス、体軸などの要素が実感できるようになる
…などが期待できるセミナーです。
Q & A
Q: 具体的にどういうことを行うのですか?体操とか、筋トレはないんでしょうか?
A:体操的なもので物理的な体を整えることもやりますし、いわゆる自重系の筋トレらしきものはします。
Q:あれ?そうすると「それ以前をコアに置いた…」というのとは違うように思いますが。
A:はい。「それ以前」をコアにおき、そこをメインにしつつ、個人の目的や状態に応じ対応します。
Q:ちなみに、「それ以前」とは?
A:目的に向かい鍛える、とかいう以前の地点、まずはケガせず全方位的に体の状態を整えていきます。
Q:ということはやはり、健康目的がメインになると?
A:というよりは、結果的に「健康」という状態になる、という感じですね。
参加要項
1、開催は九州と関東。ただ、現時点では関東は開催日未定です
大分県での開催予定は、奇数月(5・7・9・11・1・3)の第2土曜日が開催日となります。
ここに照準を合わせていただける方を、対象としたいと思います。
初回は、5月9日(土)です。
2、少人数制です
内容の性質上、多人数では対応が難しいことが予測されます。
そのため先着順ではなく、選抜としたいと思います。
全くの初めての方の場合は面接(直接/オンライン)のうえ、受講の可否を決めさせていただきます。
3、時間は13時〜、1時間半から2時間の予定
最大2時間、という感じになります。
講義は、前半にいろいろな情報、後半に実技という構成です。
4、参加料金
毎回 15,000円(経費込み)
5、お申し込みについて
・九州での開催については、5月に参加希望の方は4月30日(木)まで。
・関東については、近日募集開始いたします。
お申し込み
ホームページ「お問い合わせ」あるいは support⭐︎tamuratech-japan.com(⭐︎を@に変えて)
①お名前
②返信用メールアドレス
③現在の職業ならびに施術系資格有でしたらそれも記入
④参加希望動機
これらを記入して、送ってください。