私が「瞑想」に取り組み出したのは、
2000年前後くらいだったように記憶しています。
それ以前から、
武術において立禅(站椿功)、這(はい)などの練功、
および整体の合掌行気ほかの精神統一系の訓練は日常でしたので、瞑想の道に進むのも必然ではありました。
いまでこそ、
ヴィパッサナーは、マインドフルネスの源流的な位置付けで瞑想の方法としてほぼ抵抗なく受け容れられるようになりました。
しかし、そもそもは原始仏教の瞑想法なので、その当時は知る人ぞ知る、けれど、一般的にはそういった宗教色に抵抗のあるメソッドでした。
知人が原始仏教系の協会の会員だったこともあり、
会員にならずとも参加できる瞑想会に参加したりしてましたね、その当時。
いまほど情報が簡単に入手できる時代でもなかったので、
マメに調査して、ミャンマーなどの原始仏教系の長老が来日すると分かれば、そこに行って瞑想を学んだり、
日本である境地にまで進んだ僧が瞑想会を開く、となればそこに参加する…という感じで体験と見聞を深め、腕ならぬ心を磨く日々。
ある頃からはどこにも出向くこともなく、
決意とともに、ひたすらに心と向き合っていきました。
2012年くらいから、横浜・たまプラーザの一室にて、
月に1度、瞑想会を開催していました。
2015年に、アメリカ発のとある瞑想法に邂逅。
2017年の半年間、アメリカに瞑想しに行っていました。
ただ一人の日本人として、いい意味でのアメリカの方々のこだわりのなさの中にいられたことは、いまにおいても貴重な時間をいただいたと思います。
本当に、素敵な日々でした。
帰国後、
2018年に、請われて九州にて瞑想会を開始
大分市と鳥栖市では毎月、熊本市では3か月に1度。
そして、
今回の 『 瞑想ワークショップ 』 へとつながっていきます。
「瞑想」というと、
イメージ的には、「神秘的」とか「ずっと目をつぶって大変だよね…」とか、いろいろあると思います。
また、少し情報に聡い方でしたら、その効能的側面に目がいくのかもしれません。
けれども、
効能や効果を謳うのは、思想や思考をその方向に誘導することになってしまうので、個人的には行っていません。
それが必要な場合もあるので、いいとか悪いではないですけどね。
まあ、
これから行う『瞑想ワークショップ』で、
心の本来の自由性、みたいなことを想い出すキッカケになればな、とは思います。
本当はいつも、それは其処にあるのだけれど。
ご参加お待ちしております。