他の流儀ではどうかはわからないですが、
身体均整法や野口整体系統の手技で通常よりも一段進もうと思うと、大切になってくる要素というのがいくつかあります。
「読解力」は、その要素の一つです。
「読解力」、すなわち「体を読んでその内容を理解し、なおかつ解釈していく力」。
「体を読む」という行程が施術には必要ですが、施術をしていくうえで、その体に起きている内容を理解し、なおかつその起きていることをどう解釈しいくのかで、その施術の結果も変わってきます。
そして、単純に施術時の結果のみならず、その後に体がどう変化していく、というようなところまで先に読み解いておく。
ここまでを、ある一定の領域までできてようやく「施術者」といえるのかな…と、最近は思っています。
ここでいう「読解力」の中にはさらに、
◎探知・発見力…体に触れ、異常部位を発見する力
◎推敲力…その発見した異常をよく吟味し、その意味を探っていく力
◎判別・決定力…いまの「最適」を判別し、そこに向けてどう施術するのかを決めていく力
おおまかにはこの3つの力が含まれています。
単に楽にする、ゆるめる、動きやすくする、というだけなら、他にも優れた施術方法が無数にあります。
ここでいう「読解力」というのは、そういう領域では、そこまで必要とはされません。
料理の世界で、包丁の握り方一つで劇的に味が変わる…そういう世界もあります。
レシピ、素材が全く同じでも、作る人によって全く味が変わる…そういう領域もあります。
そういう世界、領域に魅力を感じるかどうか、その域を体現したいかどうか。
「2025年・初級講座」は、「読解力」を磨く講座です。
磨いていきたい…そういう方々の参加を、お待ちしております。