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回想・その9

横浜市青葉区では、約20年オフィス開いていました。
その20年で、いろいろなご縁により数回、青葉区内で移転しています。
青葉区は、ボクにとって施術者としてのある意味での分岐点ともいえる場所です。

2004年くらい…だったかな。
当時小学5年生だったその男の子は、幼い頃から喘息を患っていました。
発作時はかなり激しく、親としては「このままいなくなってしまうのでは…」と怖くなってしまうといいます。
野球チームのエースで、運動神経は抜群によいものの、その咳が出てくると止まらない。

ただ、数ヶ月その様子を見ていて、思うところがあったので、親御さんに、「発作時も、そのまま普通に過ごさせてみてください」と言ってみました。
「そのまま、どう変化するか、様子を見てみましょう」と。
まあ、こんな提案をしたところで、そこに「信」がなければそのまま連絡なくなるだけだ…当時、来訪いただく方の数がとても少ない時代でしたから、かなりの勇気が要る提案でした。

その親御さんは、そのままその提案を受け入れ、言われた通りにやってみたそうです。
そしてその結果は…その方も驚愕していました。

〈今日試合で、でも朝からけっこう激しく発作出てたんですけど、かまわず「行きなさい!」「嫌だ」「行けるでしょ」…というやりとりをしばらく繰り返して、ある瞬間「もういい!」と言って、ドアをバタンと閉めて出て行ったんですよ…そしたら、そこで咳がパタっと止まりました…もうビックリです〉

と、こういうことがあり、この出来事を経験したことで、その親御さんも、その子自身も発作を怖れることがなくなりました。
まあ、そりゃイヤはイヤで変わらないですが、「怖れ」なくなったのは、とても大きいのです。
だから、起きる発作も、かなり軽くなっていきました。

これ以前も、心理と身体症状の関係にはかなり心を砕いてきたつもりでした。
なので、ある程度の認識の変化は起きるだろうな…とは思っていたのですが。。。
しかしやはり、ここまで劇的に変化するとはまさか思っておらず…改めて心の力に敬意を表さずにはいられなかったですね。
その男の子は、それ以降大学を出るまでご縁は続き、いまや某有名企業でバリバリ働いています。

ここがある意味での分岐点。
これ以降、本格的な「心」の研究と研鑽に入っていきました。


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